< Domain-Uインストール時の注意事項 > |
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Domain-Uのインストールには256MB以上必要です。
また、Domain-UはHDD領域としてDomain-0上にファイルを作成します。
このファイルはDomain-UからはHDDとして認識されますので、ここに十分な領域が必要です。
CentOS5ではインストールに最低でも2GBは必要ですので、Domain-0のHDDに2GB以上の空きがなくてはなりません。
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< 対話式インストール > |
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Domain-Uのインストールには、対話式とそうでないものの2種類があります。
どちらを使用してもOSのインストールが開始してしまえば差はありませんので、好きな方をご利用ください。
まず、対話式インストールの方法をご紹介致します。
以下のコマンドを入力してください。
対話式のインストールが始まります。
質問が始まりますので、それに答えていってください。
まず、最初の質問です。
What is the name of your virtual machine?
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これはDomain-Uの名前です。
ホスト名ではありませんので、ご注意ください。
ただ、ホスト名と同じにしておいたほうが混乱しなくて良いと思います。
特に歳を取ると物覚えが悪くなったりしてバーチャルマシン名とホスト名を一致させて記憶しておくのが難しくなるものです。
人間でも機械でも歳を取るとあちこち弱ってきますので、注意してください。
そしてその次は割り当てるメモリの容量を聞かれます。
How much RAM should be allocated (in megabytes)?
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ここではメモリをMB単位で指定します。
前章の xm list で確認したDomain-0のメモリから、ここで指定したメモリ容量が差し引かれます。
続いてDomain-UのHDDとなるファイルのパスを聞かれます。
What would you like to use as the disk (path)?
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これは任意のパスを指定してください。
実際そこにファイルがなくても自動で作成されます。
指定するのはディレクトリではありませんのでご注意ください。
私は私の慣例に従って、『 /xen/[バーチャルドメイン名] 』を指定しています。
絶対パスで指定したほうが無難だと思います。
そして次にそのファイル( Domain-UのHDD領域 )のサイズを聞かれます。
How large would you like the disk ([先程指定したファイル]) to be (in gigabytes)?
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ここではGB単位の値を指定します。
CentOSの最小構成インストールでも2GB以上推奨です。
1GBではインストール後に起動できなった例が報告されています。
次に、GUIにするかどうかを聞かれます。
Would you like to enable graphics support? (yes or no)
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とりあえずnoを指定します。
yesにする場合にはリモートデスクトップを可能にするパッケージを別途インストールする必要があった気がします。
最後に、リモートインストールを行うためのURLを聞かれます。
What is the install location?
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ここは適当に指定してください。
これで対話式の部分は終了です。
後はお馴染みのインストール画面が始まりますので、通常通りインストールしてください。
インストール画面はこんな感じです☆
※別のマシンからSSH等でログインして作業している場合、そのアプリケーションのウィンドウサイズを変更しないようにしてください。
変更しても動作に支障はありませんが、表示が著しく崩れて大変なことになります。
また、たまにカーソルが変な場所に行くことがありますが、自分の操作を信じてください。
最後に信じられるのは自分だけなのです。
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< 非対話式インストール > |
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次に非対話式インストールです。
virt-iinstallに引数として各種情報を渡すことにより、対話なしでインストールを開始できます。
以下のオプションを指定します。
--name
--ram
--file
--file-size
--nographics
--location
--extra-args
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『 --name 』はバーチャルマシン名です。
『 --ram 』は割り当てるメモリのサイズです。
『 --file 』はDomain-UのHDDとなるファイルのパスです。
『 --file-size 』は上記で指定したファイルのサイズです。
『 --nographics 』はCUIでのインストール指定です。
『 --location 』はリモートインストールのURLです。
基本的に対話式で聞かれる内容と同じですので、各項目の詳細に関しては『 対話式インストール 』の項を参照されたい。
『 --extra-args 』には拡張記述を指定します。
例えば、キックスタートでインストール行いたい場合には、以下のようにします。
--extra-args="ks=[キックスタートファイル]"
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実際には以下のようにコマンドを実行します。
これで非対話式によるインストールが始まります。
virt-installさんと対話することなく、おなじみのインストール画面になります。
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< 動作確認 > |
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Domain-Uのインストールが完了し、再起動したら、ログイン画面で『 Ctrl + ] 』を押してください。
『 Ctrl + ] 』でDomain-UからDomain-0へ戻れます。
そして『 xm list 』コマンドを実行してください。
以下のように、今インストールしたDomain-Uの情報が表示されていれば成功です。
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